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【気象庁共同プロジェクト】気象データのビジネス活用

2週先までの気温予想を活用した実証実験の実施

ココがポイント!

週次の会議での参考資料として活用できたという参画会員企業からの声がありました。
自販機のコラムのコールド⇔ホットの切り替え時期策定に効果がありました。

コールド→ホットへのコラム切り替え時期変更実証実験結果はこちら

手順

  1. 販売数と気象の関係性の分析結果を利用して需要予測モデルを構築しました。
  2. 気象庁が毎週月曜日と木曜日に発表する「2週先までの気温予測情報」をリアルタイムに取り込み、目先2週間の品目別予想販売数を計算しました。
  3. 2017年8月から12月にかけて、現場で使いやすいフォーマットに成形し、『販売数予測支援情報』として参画会員企業にメールで配信し、実際使ってもらいました。

用いたデータ

補充数
  • 例年とは異なり2017年10月17日以前に自販機コラムの切り替えを行った自販機(15台)
  • 例年どおり2017年10月18日以降に自販機コラムの切り替えを行った自販機(16台)
期間:2017年10月
気象 平均気温

※いずれも週別データを用いています。

図表

自販機への補充数と気温の推移

元データのダウンロードはこちらから

※例年どおり10月中旬後半にコールドからホットへの自販機コラム切り替えを実施したグループは例年に比べて切り替えを1週間早めたグループと比べて明らかな販売機会ロスが発生しています。気温予想に基づき切り替え時期早めたグループでは、ホット飲料の販売機会ロスを回避できており、その効果は自動販売機1台あたりし、50本以上(月販換算10%)以上でした。

  現状把握 分析 実証実験
結果 販売数は気象要素の中で特に気温と強い相関関係 平均気温22℃前後でコーヒー需要に変曲点 気象との関係分析からわかる地域性 品目別の温度との相関関係 コーヒーの商品特性と気温の関係性 出荷データを用いた需要予測