ENERGY SAVING
自販機の主な省エネ技術
無駄なエネルギーは使わない。清涼飲料自販機は先進技術の宝庫です。
清涼飲料自販機は、先進の省エネ技術を積極的に採用し、消費電力削減に取り組んでいます。
【ヒートポンプ機能】~熱エネルギーを効率的に集めて利用~
コールド商品を冷やした際の排熱を外に放出せず、ホット商品を温めるために再利用します。熱を効率的に利用するヒートポンプ自販機は、現在、着々と増え続けています。
【部分冷却・加温システム】 ~必要な分だけ冷やす、温める~
冷蔵庫のように自販機内全体を冷やすのではなく、まもなく売れる商品だけを部分的に冷やすことで、電力消費を減らしています。
どのくらいの量を冷やす(温める)かは、内蔵マイコンが売れゆきなどから判断。これを学習省エネ機能といいます。
【照明の自動点灯・消灯、減光機能】~センサーやタイマーで照明を自動管理~
屋外は周りの明るさを感知するセンサーで、屋内はビルの閉館時間などに合わせたタイマーで、自販機の照明をコントロールします。またインバータ※で減光し、消費電力を低減しています。
※インバータ=直流を、任意の周波数の交流に変えることでモーター制御し、無駄な電気を省く技術。
【真空断熱材の採用】~熱や冷気を逃がさない素材~
保温性の高い真空断熱材※を採用することで、内部の熱や冷気を逃がさず、省エネ効率を高めています。
※グラスウールなどを真空パックし、金属フィルムで覆った断熱材のこと。
【エコ・ベンダー(ピークカット機能)の普及促進】~電力需要のピーク時は運転ストップ~
電力需要がピークとなる夏の午後※は、一時的に冷却運転をストップし、電気使用量を抑えています。
現在、北海道を除くエリアで缶・ボトル自販機のほぼ100%がすでにエコ・ベンダーです。
※7月1日~9月30日の午後1時~午後4時
【屋内自販機の24時間消灯の推進】~照明のムダを徹底削減~
屋内自販機は、日本全国に約100万台あるといわれます。そこで使われている照明を「24時間消灯」すると、約10%程度の電力削減が見込めます。
「消灯=販売停止中」の誤解を防ぐために、専用のステッカーも用意しています。