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清涼飲料水のQ&A

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現在、昔懐かしい全てガラス製の「ラムネ」は生産されていないのですか?

全てガラス製のラムネ容器の国内生産は、1989年(平成元年1月)に生産ロットの減少などで打ち切りとなり、以後台湾のガラス会社に委託生産していました。しかし、こちらも1996年を最後に製造を打ち切っており、現在は生産されていません。

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Q「ラムネ」の歴史を教えてください。最初はどのようなビンに入っていましたか?

日本に初めて炭酸飲料が伝えられたのは、米国から浦賀にペリー提督率いる艦隊が来航したとき(1853年・嘉永6年)だといわれています。
そのとき、飲料水の一部として艦に「炭酸レモネード」が積んであり、幕府の役人にこれを飲ませたのが炭酸飲料の第1号。
当時は、コルクで栓をしたきゅうりビン(「清涼飲料の歴史」1809年参考)に入っており、栓を開けた際に「ポン」と大きな音がし、シューと泡が出ました。役人は驚いて「さては新式銃か!」と思わず腰の刀に手をかけたんだとか(真偽不明)。このため当時は「ポン水」や、「鉄砲水」などと呼ばれていました。
これが「ラムネ」の原型で、ラムネという名称も「レモネード」という言葉が訛ったものだといわれています。
詳しくはこちら→「清涼飲料の歴史」

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Q「ラムネ」生産量のピークはいつですか?

「ラムネ」の生産量のピークは1953年(昭和28年ごろ)。炭酸飲料全体の60%以上を占めていました(約8万3000kl、全清飲統計より)。当時、製造会社数は2000社以上あったとも推測されています。
現在の生産量はピーク時の2割未満ですが、「地サイダー」「地ラムネ」ブームなどを経て、懐かしさや楽しさから再注目されることも少なくありません。

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Q「ラムネ」は中小企業でないとつくれないのですか?

「ラムネ」は、全国清涼飲料協同組合連合会と全国清涼飲料工業組合連合会が、「中小企業の特有の品種」として宣言した「中小企業分野宣言製品」6品種のうちのひとつです。
1977年(昭和52年)以来、大手企業と中小企業との“すみわけ”を図る、慣習的なルールとして業界に理解と協力を要請しています。

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