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RECYCLING BOX
リサイクルボックスの取り組み

ゴミ箱じゃないよ!異物削減に向け進化を続けるリサイクルボックス

自販機横リサイクルボックスの異物問題

清涼飲料業界では、家庭以外の場所で排出される飲料空容器の回収において、異物の混入が多いといった課題を抱えています。特に自販機横リサイクルボックスは、街中の回収ボックスが減少していく中、何でも入れて良い「街のごみ箱」のように誤解され、自販機ビジネスの悩みの種になっています。

自販機横リサイクルボックス内の異物が及ぼすリサイクルへの影響

●飲み残しは食品ロスにもリサイクルにも影響を与えます

自販機横リサイクルボックスは、飲み終わった後の空容器を回収するものですが、実に3割を飲料空容器以外の異物(一般ごみ)が占めており、その中でも飲み残しは約11%にも及びます。
容器に飲み物が入ったまま捨ててしまうのは、もったいないだけでなく、実はリサイクルにも影響を及ぼしますが、飲み残しがリサイクルの品質を落とすことを知らないひとは40%にものぼります。

ペットボトルのリサイクルを行う際、リサイクル工場に行く前に回収された飲料容器を一度人の手で分別・加工し、ペットボトル以外のものを取り除いています。その分別を行う際、ごみや飲み残しのあるペットボトルは、 ・ペットボトルの中に残った液体が飲み物ではないかもしれない
・圧縮した時に中身が飛び散って、他の物も汚して品質が落ちてしまい
リサイクル量も減ってしまう。その際にリサイクル施設を汚したり、痛めたりするという理由で、リサイクル出来ないものとして排除されてしまいます。
ペットボトルの飲み物を最後まで飲み切ることは、食品ロス削減とリサイクルの両方に貢献できます。
全清飲では農林水産省と連携して、減らそう『食品ロス』 × 減らそう『飲み残し』 〜ペットボトルリサイクルのさらなる促進に向けて〜 の活動を行い飲み残しを削減する取り組みを行っています。

関連リンク:減らそう「食品ロス」×減らそう「飲み残し」(農林水産省ページ)

自販機横新機能リサイクルボックスでさらなる異物削減を目指します

2022年10月、異物削減効果のある業界統一仕様の自販機横新機能リサイクルボックスを上市しました。
全清飲では2020年度~2022年度と首都圏・中核都市・地方都市でリサイクルボックスの実証実験を実施し、異物混入割合としていずれの地域においても約3割から5割の削減効果を確認しています。
また、「ゴミ箱ではありまでん リサイクルBOXです」と表示したステッカーを主に屋外に設置したリサイクルボックスに貼付し啓発する活動を、一般社団法人日本自動販売協会と連携して行いました。

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