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自動販売機の歴史

自動販売機進化の歴史から、世界と日本が見えてくる

いまや日本だけで約220万台も設置され、先進技術の宝庫ともいえる自動販売機。
その歴史を紐解くと、世界や日本社会が見えてきます。

B.C.215年頃
古代エジプトに登場した「聖水自販機」
世界最古の自動販売機は、古代エジプトの科学者ヘロンの著書「気体装置(Pneumatika)」に登場する「聖水自販機」。コインを投入すると、その重みで水が出てくる装置で、紀元前215年頃、寺院に置かれていたといわれています。
1800年代後半
産業革命後のイギリスで実用化
現在のような自動販売機が登場したのは、1800年代後半、産業革命後のイギリスでした。飲料、菓子、食品、チケット、たばこなどに実用化され、基本的な技術もこの頃に開発されました。
1904
切手と葉書のアイデア自動販売機登場
現存する日本最古の自動販売機は、発明家・俵谷高七による「自動郵便切手葉書売下機」です。切手と葉書の販売だけでなく、ポスト機能も備えたアイデア製品でした。
1962
米国メーカーによる
飲料自動販売機の本格導入
1962(昭和37)年、アメリカの大手飲料メーカーが日本に本格進出しました。同時期に、日本でもビン自動販売機・カップ式インスタントコーヒー自動販売機が登場しました。
1967
100円硬貨の改鋳、硬貨の大量流通へ
1967年に100円硬貨が改鋳され、硬貨の大量流通により、自動販売機はさらに使いやすくなりました。乗車券自動販売機の導入が本格化されたのも、この頃です。
1973
日本特有の「ホットorコールド機」誕生
温かい飲み物も販売できるようになりました。
現代
自動販売機は、
生活に欠かせないものに
お茶・水・コーヒー・炭酸飲料などバラエティが豊かで選ぶ楽しみがあるのが日本の自動販売機の特徴です。
安心・安全に使っていただけるほか、様々な社会貢献の機能も持っています。