【調べ方】
【まとめ方】
いろいろな取り組みを行っている自動販売機
自動販売機にはられていたステッカーとその意味
冷却(れいきゃく)機能一時停止の場合
夏季および冬季の電気の節電協力を実施(じっし)している。冷却運転を一時停止するなどして節電に協力している自動販売機にはられているステッカー。
蛍光灯(けいこうとう)間引きの場合
夏季および冬季の電気の節電協力を実施している。照明に使う蛍光灯の数を減(へ)らして点灯している自動販売機にはられているステッカー。
LED搭載機(とうさいき)用の場合
LED照明は通常(つうじょう)の照明とくらべて3分の1ほどの電力でまかなえる。近年、LED照明搭載機が増(ふ)えているが、ステッカーをはることで他の自動販売機と区別している。
照明を消していても販売(はんばい)しているということがわかるように、屋内の自動販売機にはられているステッカー。屋内の自動販売機に使われている照明を「24時間消灯」すると、約10%の電力を減らすことがみこまれる。
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他にも熱を効率(こうりつ)よく再利用(さいりよう)する「ヒートポンプ機能」をアピールするステッカーがあるよ。
自動販売機には、省エネの工夫がたくさんつまっている。現在(げんざい)の自動販売機は1991年のものとくらべて77%以上も消費電力量が減らされている。
自動販売機にはられていたステッカーとその意味
容器(ようき)リサイクルのための「空容器回収(あきようきかいしゅう)ボックス」が、約90%の自動販売機につけられている。
日本の自動販売機は、環境保護のため、オゾン層(そう)を壊(こわ)さず地球温暖化(ちきゅうおんだんか)にもほとんど影響(えいきょう)がない低GWP冷媒(れいばい:冷やすための物質)を使ったり、使わなくなった自動販売機の鉄やアルミなどを再生(さいせい)したりしている。飲み終えたペットボトルやアルミかん、スチールかんのリサイクル率(りつ)も世界最高レベルだ。
自動販売機にはられていたステッカーとその意味
自動販売機には必ず住所が書かれた「住所表示(ひょうじ)ステッカー」がはられている。
たとえば、知らない場所で事故(じこ)にあったり、迷子(まいご)になったときにも自動販売機があれば、その場所の住所を知らせることができる。
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他にも、自動販売機の中には、飲み物を買うとそのお金の一部が寄付(きふ)されるものがある。いろんな団体(だんたい)があるので調べてみよう。さらに災害のときには、飲み物が無料でもらえる機能がついているものもあるよ。
地震(じしん)などの災害のときに電光掲示板(けいじばん)で避難指示(ひなんしじ)などの災害情報(さいがいじょうほう)を発信する自動販売機や、だれにでも使いやすいユニバーサルデザインを取り入れた自動販売機など、いろいろな機能や役割(やくわり)を持つ自動販売機がある。
自動販売機にはられていたステッカーとその意味
お金を入れたのに商品が出てこないなど、こまったときにも連絡(れんらく)ができるように、電話番号などが書かれた「自販機統一(じはんきとういつ)ステッカー」が必ずはられている。
自動販売機は、大地震でもたおれないように設置(せっち)の仕方に基準(きじゅん)がもうけられている。たおれるような使い方をしないように警告(けいこく)するステッカーもはってあった。
気づいたこと・考えたこと
日本は、とても自動販売機が多い国だということだ。治安がいいのもその理由のひとつだけど、日本では自動販売機が独自(どくじ)に進化していろいろな機能を持つようになって文化として根づいているのも大きな理由らしい。自動販売機を調べてみて、たしかに、自動販売機は思いもよらない形でみんなの役に立っていることがわかった。
自動販売機調べに役立つ、
ワークシートがダウンロードできます
※「PDFのページサイズに合わせて用紙を選択(せんたく)」らんのチェックをはずして印刷しよう。
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