|1.バラエティ豊か。だから楽しい|2.1日の水分補給量は1.3リットル|3.パッケージの表示をかしこく使おう|
2. 1日の水分補給量は1.3リットル
◆手軽に水分補給できる清涼飲料
生命を維持していくために必要な水分量は、1日2.5リットル(※)といわれています。
0.9リットルを食品自体の水分と調理水、0.3リットルは体内の酸化燃焼から得ており、残り1.3リットルをあらゆる飲み物から摂取するといわれています。
いつでも、どこでも、手軽に飲める清涼飲料は、そんな水分補給に便利な商品。
その利便性が支持されて、大人から子供まで毎日、500mlPETボトルを約1本飲んでいる計算になります。
(※)成人男性が通常の生活をしている場合。
スポーツや暑さなどの発汗の条件により必要な水分の量が異なる。
◆熱中症って?
近年、話題となっている熱中症は、真夏の炎天下など暑い環境の下で発生する障害の総称。
熱失神、熱けいれん、熱疲労(熱ひはい)、熱射病などに分けられ、最も重い症状が熱射病です。
応急処置として、以下の方法があります。
1.熱失神・熱疲労(熱ひはい)の場合は、
すみやかに涼しい場所に移動し、水分を補給しましょう。
2.熱けいれんの場合は、
すみやかに涼しい場所に移動し、スポーツドリンクや生理食塩水などを補給しましょう。
3.熱射病の場合は、
緊急事態です。身体を冷やしながら病院へ運ぶ必要があります。
◆水だけじゃなく、汗をかいたら塩分も補給
大量に汗をかいた場合は、水分だけを摂取するのではなく、塩分の補給も必要です。
発汗により、水分とともに塩分が失われると、水だけを飲んだのでは、体液中の塩分濃度が下がってしまいます。
その結果、水を摂取しても身体が吸収せず、排出されてしまいます。
運動をして大量に汗をかいたときは、塩分を含んだスポーツドリンクなどがお勧めです。
またスポーツドリンクには糖分も含まれているため、運動で失われたエネルギーを補給するのにも役立ちます。
運動をせずに汗をかいたときは、水分と塩分を補給してください。
一方、他の食品からの糖分摂取の量も考慮して、必要以上に糖分をとる必要はありません。