一般社団法人全国清涼飲料連合会(会長:本庄大介、以下「全清飲」)は、清涼飲料用ペットボトルの資源循環をさらに推進させる目標やロードマップの策定をするために、経済産業省・サーキュラーパートナーズ(CPs)(※1)の領域別ビジョン・ロードマップ検討WG(※2)の公募に応募して11月13日に正式に経産省より採択されました。
清涼飲料業界では、国の資源循環戦略に貢献することを最大の目的として、ペットボトルのリサイクルに取組んでおります。国のリサイクル法の整備による回収システムやリサイクルしやすいように設計されたペットボトルなど、市民、市町村、国、リサイクル事業者飲料業界のそれぞれの約30年前からの取組みによって、日本のリサイクル率は欧米と比較すると世界最高水準を維持しております。
さらに新たな化石由来資源使用の最小化を目指し、清涼飲料業界は、国が推進するペットボトルの水平リサイクル(ボトルtoボトル)について、2030年ボトルtoボトル50%目標を掲げて活動しています。
今回の領域別WGでは、2030年目標の実行性を高めるため、ステークホルダーが抱える各種課題の解決、また、2050年に向けて清涼飲料業界の資源循環に対するさらなる貢献の方向性をCPs会員と連携しながら、有識者のご意見も頂き議論していき、ペットボトルの「資源循環の長期的な絵姿」をより明確にすることによって、国全体の資源循環戦略に貢献したいと考えております。
(*1)サーキュラーパートナーズ(CPs):
2023年3月に策定した「成長志向型の資源自律経済戦略」に基づき、サーキュラーエコノミーの実現を目指し、産官学の連携を促進するために経済産業省が設立したパートナーシップ
(*2)領域別ビジョン・ロードマップ検討WG:
2030年、2050年を見据えた日本全体のサーキュラーエコノミーの実現に向けたビジョンや中長期ロードマップの策定を目指すべくCPsのもとに設置された「ビジョン・ロードマップ検討WG」の領域別サブWG