一般社団法人全国清涼飲料連合会は5月24日、2024年度定時総会を経団連会館にて開催いたしました。総会では、23年度の事業報告と決算報告、24年度の事業計画と収支予算を報告し、原案通り承認されました。
任期満了による役員改選が行われ、定時総会開催後に行われた理事会にて第23代会長に本庄大介氏(株式会社伊藤園代表取締役社長)が就任いたしました。
本庄新会長は、総会後に行われた懇親パーティーにて、以下の通り挨拶しました。
「今年は新年早々に能登半島を中心に北陸地方で大きな地震が発生しました。本日ご参加いただいている省庁の皆様におかれましては、被災地の復旧・復興に対するご尽力に対しお礼申し上げます。また政府や被災自治体からの飲料供給要請にご対応いただいた会員企業にも改めてお礼申し上げます。いつ、どこで地震が起きてもおかしくないと言われる日本国内での事業展開において、自然災害リスクへの備えが不可欠であることを実感する一方、被災地域において水道等のインフラに大きな被害が生じたことなどにより、私どもが供給する清涼飲料水が人々の生命、そして生活を支える上で重要な役割を担っている状況に、清涼飲料業界が担う使命の重さを感じております。
そして、お客様の食品に対する安全・安心への関心の高まりの中、清涼飲料業界では日頃よりHACCPはさっぷの考え方を取り入れた安全管理を通じ、お客様に安全かつ安心してお飲みいただける商品を提供しております。引き続き業界として「食の安全」という基本に対し愚直に取り組んでまいりたいと思います」
また、通常総会後に、「小池友蔵賞」の表彰式が行われ、2024年度は富士ボトリング株式会社の山崎和彦代表取締役が受賞し、松尾会長から感謝状・記念品が贈呈されました。
※小池友蔵賞は1983年に、当時全清飲の理事長であった小池友蔵氏が基金を寄贈され設立。中小清涼飲料業界の振興及び業界全体の発展に顕著な功績のあった個人又は団体が対象となる賞