一般社団法人全国清涼飲料連合会(千代田区、米女太一会長、以下全清飲)は、小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、星野晃司代表取締役社長)と神奈川県と協働で駅の改札内で使用済みペットボトルを新たにペットボトルにリサイクルする「ボトルtoボトル」に向けた実証実験を1月12日から2月末まで、小田急線本厚木駅東口改札内にて実施します。
小田急電鉄株式会社では、昨年3月に新宿駅において同様の実証実験を実施しており、今回神奈川県の「かながわペットボトルモデル推進コンソーシアム」を通して、全清飲と協働で場所を本厚木駅に移し、同様な効果が得られるかを実証実験で確認します。
飲料業界では、29年前からペットボトルの「自主設計ガイドライン」を制定し、ペットボトルの資源循環に取り組んできました。今回の実証実験では、使用済みペットボトルの3分別*1に対応した分別回収ボックス*2を設置し、3分別を働き掛けることで、ペットボトルが資源であり、適切に分別して廃棄することで、より高度なリサイクルにつながることを周知するとともに、実証実験で得た課題を把握し、今後の対応策を検討していきます。
*1 飲み終わったペットボトル飲料をペットボトル本体とキャップ、ラベルに分けて回収すること。それぞれの材質が異なることから、3分別で回収することにより、効率的なリサイクルが実現できます。
*2 ペットボトル(キャップとラベルの専用回収投入口付き)、缶・ビン、プラスチック、もえるごみ、新聞・雑誌のボックスからなる回収・排出機材のこと。