センコー社と全清飲による協働取り組み
「清涼飲料空容器 配送センター周辺でのリサイクル推進プロジェクト」
一般社団法人全国清涼飲料連合会(東京都千代田区、米女太一会長)は、物流大手のセンコー株式会社(大阪府大阪市、福田泰久代表取締役社長)と協働で配送センターの周辺における、飲料容器散乱の低減を図る取り組みを開始します。11月1日から1月末までの3ヵ月間、センコー株式会社の平和島PDセンターに4連(*)のリサイクルステーション・新機能のリサイクルボックスを設置した実証実験を行います。周辺地域における飲料空容器の散乱を低減することで、海洋プラスチックごみへの流出防止を図ります。
両者は20年度に東京都と実施した「ボトルtoボトル東京プロジェクト」において、実証実験を行いました。センコー株式会社平和島PDセンターにおいては、昨年度の実験では3分別(ペットボトル本体、キャップ、ラベルを分けて回収)の回収実験を行い、分別回収に対する啓発を推進しました。同時に、配送センターに出入りされるドライバーの皆様にアンケートを実施し、飲み終わった飲料容器の排出場所に困っておられる実態が確認されました。
センコー株式会社平和島PDセンター周辺では、飲料容器の散乱事例が確認されており、昨年度の実証実験におけるアンケートの結果から、適切な排出場所を提供することにより飲料容器の散乱に対する対策が取れるものと考えました。
よって、4連のリサイクルステーション・新機能のリサイクルボックスを設置し、またメッセージボードによる啓発も同時に行うことでポイ捨ての抑制、そして飲料空容器散乱の低減を図ります。
本実証実験は、東京都の協力のもと実施するプロジェクトです。
(*):ペットボトル(キャップとラベルの専用回収投入口付き)、カン・ビン、プラスチック、その他のボックスからなる回収・排出機材。消費者の排出ニーズを広くカバーすることで、適切な分別回収・排出につなげることを目的にした機材。
【実証実験概要】
●実施時期:令和3年11月1日(月)~令和4年1月31日(月)の3ヵ月間
●実施場所:センコー平和島PDセンター(東京都大田区平和島1-2-30)
●実施内容:
1.4連のリサイクルステーションと新機能のリサイクルボックスを設置し、設置前と設置後で清涼飲料
空容器の回収・散乱状況の変化を検証
2.フェンスにメッセージボードを設置し、啓発を行う
【設置機材一覧】
4連リサイクルステーション
新機能リサイクルボックス