一般社団法人全国清涼飲料工業会は5月28日開催の2014年度定時総会終了後の理事会にて任期満了に伴う役員改選を行い新会長に谷村邦久(やむら くにひさ)氏を選任しました。
総会終了後の懇親パーティーにて就任の挨拶を行いました。
ただ今紹介のありました新会長、コカ・コーラ協会の谷村でございます。
本日は、全清飲の定時総会懇親会に、多くの皆さまにご参加をいただき、まことにありがとうございます。
皆さま方には平素より全清飲の運営に関しまして、格別のご理解、ご支援をいただき、あらためましてこの場をお借りして、心よりお礼申しあげます。
本日は、農林水産省食料産業局の山下局長はじめ経済産業省、環境省、厚生労働省、消費者庁からのご来賓のご出席を賜り、また関係団体、報道関係からも多数の方々にご出席を賜り、重ねて厚く御礼申しあげます。
先ほど定時総会が終了し、2013年度事業報告と2014年度の事業計画が満場一致で承認されましたことをご報告申しあげます。また、定時総会後の理事会で、私が会長に選任されましたことをあわせてご報告いたします。本山前会長のあとを受け、清涼飲料業界発展のために全力を尽くす所存でございますので、皆さまのご指導、ご支援をよろしくお願い申しあげます。
全清飲は、全国の清涼飲料各社の団体であり、歴史的にも、現在も、多数の中小企業会員を構成員としていると承知しております。業界がまとまって力を発揮し、行政、他産業、消費者の評価を得るためには、大中小の各社がそれぞれ、切磋琢磨しあうとともに協力し合うことが重要かと思います。
2014年度も全清飲として引き続き、公益と調和した業界発展を目指し、「安心・安全でおいしく、そして環境に配慮した商品を生産する」という原点を堅持し、お客様の信頼にお応えするべく、諸課題への迅速な対応を行ってまいります。
幸い天候にも恵まれ、清涼飲料業界は、4年連続生産量の記録を更新してきておりますが、消費増税への対応、容器包装リサイクル法見直しなど業界あげて取り組むべき課題が控えており、また先週発表しましたが電力事情が厳しい今夏についても、自主的に自動販売機の節電協力に取り組んでまいります。
私は、みちのくコカ・コーラ社を出身母体としておりますが、当社は岩手県に本社を置き、青森、秋田をあわせた北東北3県を業務エリアとしており、そこには、3年前の東日本大震災津波で未曾有の被害を受けた三陸沿岸が含まれています。被災地は未だ、震災前の状況には戻っておりませんが、皆さま方を始めとする日本全国からのご支援、そして世界中の人々からのご支援により、着実に復興は進んできており、あらためて皆さま方のご支援に感謝申しあげます。ありがとうございました。
また、震災発災後、いち早く道路整備をしたわけですが、当社でも自動販売機の設置に必死に取り組みました。我々、業界の自動販売機が希望の灯りとなって道しるべとなり、被災者ののどをうるおし、心を安堵させることにつながったことを、被災地の飲料業界を代表してここにご報告をさせていただきます。
本日は短い時間ですが、お時間の許す限り、おたがいに懇親を深めていただければと思います。
最後になりますが、本日お集まりいただきました皆さまのますますのご発展を祈念しまして、ご挨拶とさせていただきます。
以上