警視庁の自販機犯罪撲滅に協力「自販機犯罪防止ステッカー」を作成
「自販機防犯キャンペーン」5月1日開始
更なる抑止効果で自販機犯罪を減少へ
清涼飲料自販機協議会は、警視庁の自販機犯罪撲滅のための「自販機防犯キャンペーン」に協力し「自販機犯罪防止ステッカー」を作成。警視庁は5月1日、高尾山にて「自販機防犯キャンペーン」開始を告知するイベントを開催しました。
警視庁高尾警察の竹下巧署長は「都内で自販機の釣銭を狙った事件があり、地域の安全・安心を守るために、清涼飲料自販機協議会の協力のもと自販機犯罪防止ステッカーを作成、15,000枚を貼ってもらうこととなりました。ステッカーでは“君の手で守ろう この街 あの笑顔”と呼びかけています」と主催者あいさつをしました。
続いて警視庁少年事件・藤間義昭課長より「自販機犯罪は少年たちによる飲料水の抜き出しや釣銭口を燃やして中の現金を盗むなどがあり、検挙に努めています。昨年の4月22日にここに並ぶ自販機、8台の釣銭口を燃やして現金を抜き取る事件が発生。中にはガソリンで燃やす悪質な手口もあり、側の民家を燃やすこともあり、また少年犯罪は、手口が口コミで広がることも懸念されます。清涼飲料自販機協議会の尽力でステッカーが完成。これを貼付することで自販機犯罪撲滅に役立て、犯罪のない社会、特に次世代を担う少年の健全な育成に役立てていききたい」と、「自販機防犯キャンペーン」の趣旨を説明しました。
清涼飲料自販機協議会を代表して矢作秀雄・日本自動販売協会専務理事は「警視庁の皆様には日ごろから自販機の犯罪抑止活動に尽力いただき感謝しています。自販機荒らしは平成11年の22万件をピークに、自販機の堅牢化や警察における警ら活動強化等のおかげで平成25年には13分の1以下の1万6000件まで減少しています。これも警視庁、都道府県の警察の方々のおかげであり、また今回はこのようなキャンペーンを実施していただくことになり、感謝しています」とあいさつしました。
「自販機防犯キャンペーン」では「自販機犯罪防止ステッカー」15,000枚を5月1日から1年間、東京の八王子市、府中市、千代田区で貼付していきます。該当貼付エリアの屋外清涼飲料自販機にステッカーが貼付され、更なる抑止効果を狙い、自販機犯罪が減少するように活動していきます。
そのキックオフとして、高尾山にある自販機にステッカーを貼付。さらにキャンペーンを応援するため警視庁の「ピーポくん」、高尾山公認の「ムッちゃん」も参加して、登山者へポケットティシュを配布するなどして、「自販機防犯キャンペーン」を呼びかけました。